音楽

鄙びの極地、ガンゼンハウザー/スロヴァキア・フィルによるドヴォルジャーク

ドヴォルジャーク:交響曲全集/ガンゼンハウザー指揮スロヴァキア・フィル ひと通り聴いてみましたが(「2番」と「4番&8番」は単売盤を古くから持っておりました)、「3番&6番」の一枚が白眉ですね。曲調にここでのスロヴァキア・フィルの"鄙び感"がどハマ…

マズアのぬるい夜の歌

ひとえに私の音楽聴取的素養の解像度が低いからなのだろうけど、マズアという指揮者がどういう音楽をやりたい人なのかがさっぱりわからない。手兵たるオケが超一流でなかったことなど一度もない筈だが、聴く音楽聴く音楽ことごとくピンと来た試しがない。 こ…

ある日の収穫、目の付けどころ

シベ2はアツモン指揮都響!日本のオケの録音は出物も少ないのでなるべく見つけたら入手しておきたい。 何の変哲もないショルティ/シカゴのブラ4に見えますでしょ?…AADなんですよこの盤。ADDじゃなくてAAD。 ネバーヤングビーチは、ボーカルの安部さんがリ…

王道とは。ノイマンが振るドヴォルジャーク

安定のノイマン/チェコ・フィルによるドヴォ6。1982年のデジタル録音。 ドヴォルジャークの交響曲で「ん…ちょっと…?」という感触の曲があっても、このコンビの録音で聴くと「ああ…なるほど…!」となる確率が自分の場合、かなり高い。 …あ、ドヴォ6はクラヲ…

ただならない音楽、ヤナーチェクの弦四

ヤナーチェクの弦楽四重奏曲、初聴き… …なんだこのただならぬ音楽は!

マーラー3番、インバル/フランクフルト(現hr)

マーラーの交響曲第3番、エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送響(1985年録音)で。 この曲を「夏の交響曲」と呼ぶ向きもあるとかないとか。この盤は少し前にブック◯フで収穫したもの。かの店では、巷で有名盤と見做されているもの、しかしこれまで自分…

ヤンドー探訪、グリーグ/シューマンP協

グリーグ/シューマンP協、アンドラーシュ・リゲティ指揮、ブダペシュト響、1988年録音。硬質でクリア、粘らず、指がよく回り、聴いていて聴き疲れせず、聴き終わって聴きもたれしない、喩えるなら甲類焼酎のようなピアニズム。氏がNAXOSレーベルへ盛んに録…

ケネス・ジーンって知ってる?

この手のコンピレーション盤は今や収穫対象となることはほぼ無いのだけれど、当盤、クレジットを見ると"ケネス・ジーン指揮"の演奏が数曲入っていたので、これは!と思い購入。 同じ初期NAXOSの録音で、ファリャの作品をメインとしたスペイン音楽集を氏の指…

スラヴ舞曲集、クーベリック/BRSO

ドヴォルジャークのスラヴ舞曲集、自分にとっては刷り込みたるクーベリック指揮バイエルン放送響の録音にて。スピーディーに駆け抜ける鉄壁のアンサンブルが実に圧倒的な名盤。